白ロムと赤ロムの違い、中古スマホを購入する際に
注意すべきポイントについて、わかりやすく解説します!
【目次】
・白ロムとは
・白ロムとSIMフリーの違い
・ 白ロムと赤ロムの違い
・白ロムのメリット
・白ロムのデメリット
・中古スマホを購入する際の注意点
・まとめ
【白ロムとは】
白ロムは電話番号が書き込まれていない状態の携帯電話のことで、
SIMカードを抜いたものを白ロムと言います。
白ロムのままではモバイル回線や
キャリア通話を利用することはできませんが、
Wi-Fiに接続すればアプリやウェブサイトの利用は可能です。
また、白ロムのスマートフォンに
同じキャリアのSIMカードまたはeSIMを挿入すれば、
インターネットや通話を利用することができます。
【白ロムとSIMフリーの違い】
SIMフリーとは、スマートフォンがSIMロック解除されている状態、または最初からSIMロックがかかっていない状態を指します。
つまり、白ロムはSIMロック解除の状態が不明なスマートフォンであり、SIMフリーはSIMロック解除がされているスマートフォンです。
白ロムは同じキャリアのSIMカードのみ利用できますが、SIMフリーは他社のSIMカードでも利用することができます。
SIMロックを解除していない白ロムは、
同じキャリアのSIMカードのみ利用できます。
しかし、他社契約のSIMカードだとSIMロック解除をする必要があります。
一方で、SIMフリーはSIMロックが解除されている、あるいは最初からかかっていない端末の事を指します。
その為他社契約のSIMカードでも差し込めばすぐにインターネットや電話を利用できます。
【白ロムと赤ロムの違い】
赤ロムは、携帯電話会社が端末にネットワーク利用制限をかけている状態を指します。
未払いなどの問題があると、携帯電話会社は端末のネットワーク利用を制限します。
赤ロムのスマートフォンでは、SIMカードの差し替えでも利用することができないため、購入前に赤ロムでないかを確認する必要があります。
【白ロムのメリット】
白ロムを利用するメリットは以下の通りです。
1.Wi-Fiに接続すればゲームやアプリを利用することができる。
2.新製品でも比較的安く手に入れることができる。
①Wi-Fiに接続すればゲームやアプリ専用として使用できる
白ロムは自宅のWi-Fiに接続することでインターネットを利用できるため、ゲームやアプリ専用のデバイスとして活用できます。
また、電話機能を使用しない場合でも、Wi-Fi接続により大学や仕事での活動にも使用できます。
たとえば、メモアプリを利用して会議の議事録を残したり、調査を行ったりすることができます。
さらに、SIMカードが不要なため、スマートフォンの通信費を節約できます。
②新品よりも比較的安価に入手できる
白ロムは、携帯電話会社の中古端末販売窓口やオンラインショップなどで入手することができ、新品に比べて比較的安価な場合があります。
スマートフォンの購入費用を抑えたい場合は、白ロムの購入を検討してみる価値があります。
【白ロムのデメリット】
白ロムを利用する際のデメリットは以下の通りです。
1.新品と比べて性能に差がある可能性がある。
2.キャリア専用のアプリが使用できない可能性がある。
3.利用できるSIMカードが限られている。
①新品と比べて性能に差がある可能性がある。
白ロムは主に中古品であり、新品と比べて性能が劣っている場合があります。
バッテリーの劣化やメモリ、CPUなどの部品の劣化により、白ロムは新品と同等の性能を発揮できない場合があります。
②キャリア専用のアプリが使用できない可能性がある。
スマホには通常、契約しているキャリア専用のアプリがインストールされています。
専用SIMカードを使用している間はキャリア専用のアプリが利用可能です。
しかし白ロムを購入して他社のSIMカードを挿入すると、予めインストールされていたキャリア専用のアプリが使用できなくなる場合があります。
③利用できるSIMカードが限られている。
白ロムはSIMロックがかかっているため、他社のSIMカードを使用することはできません。
例えば、ソフトバンクの白ロムはソフトバンクのSIMカードには対応しますが、ドコモやauのSIMカードには対応していません。
また、SIMロックを解除しても、スマホと携帯電話会社の周波数帯(バンド)が一致していないと、インターネットに接続できない可能性があります。
白ロムは確認事項が多いため、スマホに慣れていない方や知識が不足している方には、SIMフリー端末を選ぶ方が良いでしょう。
【中古スマホを購入する際の注意点】
中古スマホを購入する際の注意点は以下の通りです。
1.SIMカードのサイズに対応しているか確認する
※SIMカードにはサイズがあり、
白ロムによって適用サイズが異なります。
2.白ロムと赤ロムを見分ける
3.SIMロック解除がされているか確認する
4.スマホと携帯電話会社の周波数帯が合っているか確認する
①SIMカードのサイズに対応しているか確認する
SIMカードの種類 サイズ(縦×横)
標準SIM 25mm×15mm
microSIM 15mm×12mm
nanoSIM 12.3mm×8.8mm
②白ロムと赤ロムを見分ける
赤ロムはSIMカードを挿しても利用できない場合があります。
中古スマホを購入する際は、白ロムか赤ロムかを見分けることが重要です。
IMEIまたはMEIDを確認し、各携帯電話会社の番号検索で確認しましょう。
③SIMロック解除がされているか確認する
中古スマホはSIMロック解除や端末の初期化がされていない場合があります。
事前にSIMロック解除や端末の初期化が行われているか確認しましょう。
また、SIMロックがかかっている場合は他社のSIMカードを利用することができませんので注意が必要です。
④スマホと携帯電話会社の周波数帯が合っているか確認する
各携帯電話会社は異なる周波数帯を使用しています。
中古スマホの白ロムと購入する携帯電話会社のSIMカードの周波数帯が合っているか事前に確認しましょう。
通常、キャリアで販売されているスマートフォンは、そのキャリアが使用するバンドに対応しています。
しかし、各キャリアごとに対応バンドが異なるため、購入した白ロムが契約している携帯電話会社のSIMカードと互換性がない可能性があります。
事前に白ロムと利用するSIMカードの携帯電話会社のバンドを確認し、互換性に問題がないかを確認しましょう。
【まとめ】
白ロムとは、SIMカードが挿入されておらず通話ができない状態の携帯電話のことを指します。
一方で、Wi-Fiに接続すればゲームやアプリの利用が可能であり、比較的安価に手に入れることができるというメリットがあります。
しかし、白ロムの利用には注意すべき点が多くありますので、スマートフォンに慣れていない方はSIMフリーの端末を選択することをおすすめします。