【目次】
- はじめに
- 中古端末を購入する際に確認すべき重要な点
- 1 本体が必ず付属している、正常に動作するかどうか
- 2 アクティベーションロック(iPhoneを探す)がオフになっているかどうか
- 3 通信を利用するためのネットワーク状況がどうなっているか
- 4 SIMが合うか、使用できるか
- まとめ
はじめに
毎日使われているスマートフォン。
ほとんどの場合はキャリア経由や家電量販店で購入されることが
多いと思いますが、実は最近は『中古』端末の市場が盛り上がっています。
格安SIMと組み合わせて利用するために、手頃な価格で高機能な機種を
手に入れることができるため、中古スマホを扱う店舗も増えています。
多くの人が中古スマホを見たことはあるかもしれませんが、
購入したことはないかもしれません。
また、2019年8月頃から、解約済みの端末のSIMロック解除手続きに関する
日数制限が撤廃され、元契約者以外でも一定の条件下でSIMロック解除が
可能になりました。
このため、中古スマホを自分のニーズに合わせて再利用することが
格段に容易になったのです。
しかし、中には端末を購入してもアクティベーションロックや
SIMロックがかかっていて、通常の使用ができない場合もあります。

そのような状況では、お金を支払ったにも関わらず端末が使用できず
困ってしまうので、この記事ではそのような問題を防ぐための前知識を
皆様に共有したいと思います。
中古端末の購入を検討されている方や個人取引(オークション、フリマサイト)で端末の購入を考えている方は、ぜひお読みいただければ幸いです。
では、まず中古端末を購入する際に確認すべき重要な点は以下の4つです。
1 本体が必ず付属している、正常に動作するかどうか
2 アクティベーションロック(iPhoneを探す)がオフになっているかどうか
3 通信を利用するためのネットワーク状況がどうなっているか
4 SIMが合うか、使用できるか
信頼できる購入店舗や中古端末の取扱店であれば心配ありませんが、
個人間取引においては最も重要なポイントです。
例えば、本体がなく、空箱だけを出品している虚偽の表示や、
起動しないのに起動するかのように説明しているジャンク品などが存在します。
出品価格が安くても高くても、昔から存在する悪質な商法ですね。
このような場合、出品者が知識不足である可能性があり、
それによって責任を問われることはなく、アカウントの期間停止や
利用停止といった措置が取られることもあります。
ただし、アカウントを再度作成すれば出品が再開できることもあり、
イタチごっこのようなものですね。
また、問題となるアクティベーションロックに関しては、
現時点では本体を確実に解除する方法は存在しません。
そのため、正常に利用できる端末を購入する際には、
必ずアクティベーションロック(iPhoneを探す)が解除されているかを
確認してから取引することが安全です。
そして、利用制限の状態も非常に重要なポイントです!
ここで重要な判断要素は、利用制限がかかっているかどうかです。
○は端末代金を完済(または一括購入)済みなので、
利用制限がかかることはありませんので、安心してご利用いただけます。
しかし、問題となるのは「△」、「×」、「ー」といった端末です。

利用制限「△」…
端末残債が残っており、現時点では利用できますが
将来的に制限がかかる可能性もある状態。
利用制限「×」…
通信に制限がかかって通信ができない状態。
以前の利用者がスマホを分割払いで購入し、スマホ代金の支払いが滞ったり、
不正な利用が発覚したりした場合に利用制限が×になります。
利用制限「-」…
キャリア側から製造番号が確認できていない、あるいはSIMフリーの端末。
利用制限がかけられたスマホは通信や通話ができなくなります。
通常、利用制限が「×」となるのは、以前の利用者がスマホを
分割払いで購入し、スマホ代金の支払いが滞ったり、
不正な利用が発覚したりした場合です。
キャリアはそのような端末に制限をかけるため、
利用制限が「×」となるのです。
中古スマホを購入する際には、以前の利用者がどのような人物だったかを
知る手段がないため、赤ロムのリスクを完全に排除することはできません。
もし端末の購入を検討されている方は、
まず「ネットワーク利用制限チェッカー」で端末のIMEI(識別番号)を
調べることができますので、事前に確認していただければ安心です!
SIMカードが合うか・使えるかどうかも
事前に確認していた方が良いポイントです!
SIMカードはキャリア(SoftBank、au、docomoなど)との通信に必要不可欠な
小さなカードであり、ご利用のスマートフォン、ガラケー、電話など
通信機能(Wi-Fiは除く)を備えた端末には必ず搭載されています。
通常、中古端末を使用する場合、
端末とは別にSIMカードを用意する必要があります。
SIMカードの互換性には注意が必要です。
最新の機種では一般的に最も小さい「nano SIM」が使用されていますが、
少し前の機種では一回り大きな「micro SIM」が使用されている場合も多くあります。
もし用意した格安SIMとサイズが異なる場合や、現在使用している機種と
サイズが異なる場合は、購入後すぐにSIMカードを挿入して
使用することができません。
なお、中古スマホで使いたいSIMカードがある場合は、購入する中古スマホに
互換性があることを確認してから購入することが重要です。
まとめ
さて、『安全なスマホの購入方法』について
ご理解いただけましたでしょうか?
中古で端末を購入する場合、ここまでに上げた4つのポイント以外に、
お店の保証サービスもチェックしたいポイントです。
古くても高機能なスマホを手頃な価格で手に入れることができるのが
最大のメリットですが、使用期間や故障のリスクなど、
端末自体のトラブルがついて回る場合もあります。
中古スマホは、一般的にメーカーの保証が切れている可能性が高いです。
通常、新品のスマホを購入するとメーカーの保証が付いており、
約1年間は故障時の修理が無償で受けられます。
これにより、故障のリスクが少なく安心して利用できます。
一方、中古スマホでは、販売店や販売者が「保証書付き」と
明示していない限り、サポートを受けることが難しくなるか、
高額になってしまうことがあります。
「コストを重視して中古スマホを選んだのに、すぐに故障してしまった」
となってしまっては本末転倒です。
そうならないよう、中古スマホの販売店では、
独自の保証サービスを提供していることがあるので、要チェックです。
もちろん、新品のスマホを購入すれば特に問題はありませんが、
中古端末ショップやリサイクルショップなどを利用することで
端末を通常より安く購入できます。
また長時間の拘束を避けて手短に済ませることができて便利かもしれません。
中古端末には様々なリスクが存在しますが、ポイントを押さえて中古端末を
選ぶことができれば、安心してスマホを購入できますので、
ぜひ検討してみてください!